ロールキャベツという料理は大抵の人は一度は食べたことはあると思いますが、自分で作るとなると話は別になってきます。一見難しい料理のように見えるのがその原因ですが、実は結構簡単な料理です。ロールキャベツはハンバーグなどのように生焼けの心配もなく実は失敗が少ない料理なのです。しかも、肉汁を巻いたキャベツで封じ込めているので栄養的にもも満点な料理です。一回挑戦して作れば次回はレシピを参照しないでも調理できてしまう程度です。ひき肉をこねる、キャベツを茹でるという作業工程がやや多いので敬遠しがちですが、ロールキャベツは肉と野菜を一緒に食べるのと、キャベツのエキスが溶け出したスープも飲めば、3品分の料理を一度に作ると考えて見ましょう。確かに最初は時間がかかるかもしれませんが、休日の昼間にでもゆっくり作ってみるとよいと思います。ロールキャベツに必要な材料はキャベツ、ひき肉、玉ねぎ、パン粉、調味料です。ハンバーグや餃子を手作りすることがある人ならば何もむずかしくありません。ちなみに、巻きがしっかりしたキャベツを選ぶと破れにくいので後の工程が楽ですが、キャベツを一枚ずつきれいにはがすのは意外と面倒な作業です。折角のキャベツもバラバラの細切れになったらロールキャベツを作るどころではありません。そこで簡単レシピの裏技の登場です。キャベツを剥がすときは下から剥がします。キャベツを逆さにひっくり返したら、包丁の先端で固い芯をぐるりと切り外します。芯を抜き取ったところめがけて水道の水を流すとと、キャベツの葉の一枚一枚の間に水が入り込むので、実に簡単に葉をはずすことができます。水をあてているだけでキャベツが剥がれていくのを見ると、何だか水遊びでもしているような気分になってきます。

キャベツを茹でる

キャベツを一枚ずつはがしたら、次の工程はキャベツを茹でてやわらかくすることです。大き目の鍋かフライパンでお湯を沸かすと茹でやすくて便利です。葉がしんなりするまで茹でます。この茹で汁にはキャベツの栄養が溶け出ていますので、捨てないで後でロールキャベツを煮込むときに再利用すると良いでしょう。茹でたキャベツは水を切り、葉脈の太い部分を包丁で切り取ります。切った部分も捨てずに細かく刻んで具の中に混ぜましょう。ロールキャベツの具は基本的にハンバーグと同じ要領で作ることができます。玉ねぎをみじん切りにして弱火で炒めるか、耐熱皿に入れてバターを乗せて10分ほど加熱して冷ましておき、挽き肉、パン粉、塩コショウなどの調味料と一緒に混ぜ合わせます。炒めた玉ねぎを冷ますのに時間がかかるので、キャベツの葉を剥がす前に炒めておくと時間が有効に使えます。ロールキャベツの具はキャベツで包むので、ハンバーグほど丹念にこねなくても大丈夫です。煮込むので生焼けやパンクする心配もありません。材料がかたよりなく混ざっていれば問題ないので、手を脂でベタベタにしたくないという人は木ベラなどを使ってもかまいません。ある料理マンガでみたことがあるのですが、ロールキャベツの具もキャベツにした「オールキャベツ」などという料理を見た記憶があります。キャベツダイエット中の人には最適かもしれません。また、キノコや他の野菜を混ぜ込んだ作り方でも一味違ったロールキャベツが楽しめます。具を混ぜ終わったら作る個数分に等分しておきましょう。

巻いて煮る

さて次の工程は具をキャベツで巻きこんでいく作業です。ここまで来ればロールキャベツ作りは半分以上終わったようなものです。もっとも、少々細かい作業を繰り返し行うことになるので、台所で長時間立ち 続けるよりも、思い切ってテーブルなどで椅子に座りながら作業を行ったほうが良いと思います。不思議なことに、立って調理すると疲れることでも座ると意外に楽にできたりします。水気をペーパータオルなどでふき取ったキャベツの上にたわら型にした具を乗せてクルクルと巻きこんでいきます。料理本などのレシピでは巻き終わりは鍋の下側に向けて置きます。しかし、料理研究家の奥薗壽子さんのレシピでは、パスタを短く折って突き刺した作り方が紹介されています。爪楊枝のように後から外す必要が無いので手間を省く作り方といえます。簡単ですし巻きが緩むこともありませんし、何よりもそのまま食べてしまえます。具をキャベツで包み終えたら、最後の工程です。鍋にロールキャベツを隙間無く詰め込んだら、キャベツの茹で汁、ブイヨンを入れて煮込み始めます。落し蓋をして煮立て、煮立ってから更に20分程煮続けます。塩、コショウで味を調えて更に10分ほど煮ればロールキャベツの完成です。つぶしたホールトマトとケチャップを加えてトマトソースのにしたり、おでんの具の一品としても一味変わったレシピになります。盛り付けは平たいお皿にお洒落に盛り付けても良いんですが、少し深い皿に入れて旨味が溶け出たスープも一緒に飲むと栄養価が高くなりお薦めです。