お米は安いです。というより、物価の上昇で他の食品が値上がりして行くのに大して米の価格は変わりません。しかも魚沼産のこしひかりなどの高級ブランド米は価格が維持されているのに対して、更に安い価格帯の米も販売されています。日本人の主食としての割合は減少してきていますが、この物価高でも安定して供給されている米を見直し、米飯への回帰の動きが出ています。一時期は事故米の転売事件もありましたが、従来よりも安い米が販売されているのか、安全性に問題は無いのか。そして安い米でも美味しいご飯を炊くコツと裏技をご紹介します。お米の価格は、安いもので10キロ3,000円程度の水準でした。しかし最近、3,000円以下で販売される、いわゆる激安のお米が登場しています。価格破壊ともいえるこのような現象が何故起きているかというと、原因は国民のブランド志向の高まりです。。ブランド米というのは高価なかわりに粒が大きくきれいな米を選りすぐっているため、舌触りや歯ごたえが良いのが特徴です。いままでは生産地というブランドだけでもある程度売れたものが、味という本来の判断基準によって売り上げが左右されるようになってきたわけです。その結果、どの生産者も主力ブランドには選りすぐりの米を使用するようになりましたが、問題はその基準に達しなかった米です。欠けていたり、少し粒が小さかったりする米が発生します。このような米を集めて売り出したのが激安価格の米の正体です。食感や歯応えは落ちますが、味に大差はありません。

お米の上手な研ぎ方

ご飯を炊くにはまずは米を研ぐ必要があります。お米の研ぎ方は小学校の家庭科でも習う学校が多いので誰でも知っていると思いますが、ここでは小さな裏技を使って簡単にすばやく米を研ぐ方法をご紹介します。裏技に使う道具はザルとボウルです。出来れば、サイズはボウルの方がザルよりも二周りほど大きなものの方が良いのですが、ボウルの中にザルがピッタリ、でもかまいません。あと、ザルは金属製よりもプラスティック製のものがベターです。これは金属製だと米を研ぐときに網目に米が引っかかって割れてしまうことがあるからです。ボウルに水を入れて、そこにザルに入れた米を沈めて手でササッとかき混ぜたらすぐにザルを上げて水を切ります。(※この時の水はなるべく良いものを使いましょう。軟水のミネラルウォーターがベストです。というのも、最初に水につけた時に米は乾燥しているので水を吸収します。もちろん、カルキくさい水であればカルキ臭も一緒に吸収します。最後に炊飯器に入れる水よりも、最初の水を良いものを使うのはあまり知られていませんが重要なポイントです)。水を替えてもう一度これを繰り返します。すぐに水を換えるのは糠臭さを米に移さないためです。ザルを使うことにより、瞬時に水を切ることができます。炊飯器の内釜を使って米を研ぐ人がいますが、内側のコーティングが早く剥げる原因ですので避けたほうが良いです。また、米の研ぎ方にも多少のコツが必要になります。

ご飯を炊く際の裏技

水につけた米を両手の掌で包み込むように(合掌するように)して、水の中で静かにこすり合わせます。精米技術が発達しているので、これで十分糠や汚れを落とすことが出来ます。素早く優しくを心がけ、水を替えて二回程研ぎましょう。ご飯を炊く際に鍋や炊飯器に何かを入れると美味しくなるという裏技が有ります。ごま油、大根の絞り汁、酒、みりん、炭などがよく知られています。しかし全部を入れてもその分美味しくなるという訳ではありません。ごま油を入れると風味と艶が良くなり、大根は甘味がまします。酒、みりんは艶と甘みを引き立てますし炭はふっくらした味わいなります。一度試してみて好みで選びましょう。尚、炭は他のものと組み合わせても大丈夫です。お米が炊き上がってからもご飯を美味しくする裏技があります。炊きあがったご飯はシャモジで切るように混ぜ合わせますが、そのまま鍋や炊飯器に入れておくのは良くありません。炊き上がったら別の容器に移すのが基本です。その容器とは、日本古来の御櫃(おひつ)です。確かにお櫃に移すと炊飯器の保温に比べると冷めるのは早いのですが、冷めても食感がよくベチャッとはなりません。食事中はそのままお櫃からご飯をよそってお代わりをして、残ったら電子レンジで暖めて食べれば保温したご飯より遥かに美味しく頂けます。木のお櫃であれば適度に水分を吸ってくれるのと、木の香りがご飯に移るという効果もあります。洗い物の手間は若干増えますが、一度やってみると炊飯器の保温機能を使う気になりません。