肉じゃがという料理は歴史は意外に浅く、明治時代以降に作られた料理です。しかし、和風料理の定番といえるほど日本人には浸透している料理ではないでしょうか。ジャガイモが入ることによってボリュームたっぷりなのでおかずとしても十分ですし、残っても汁気を切ればお弁当の一品になります。なかなか便利な料理なのです。そんな肉じゃがの簡単な作り方をご紹介しましょう。ちょっとした裏技と作り方の工夫で、通常のレシピよりも手間が少なく、時間も短時間で作れます。しかも、一度覚えてしまえば和風の煮物に応用が利くのも見逃せないところです。肉じゃがの肉といえば牛肉を思い浮かべることが多いと思いますが、肉は豚肉や鶏肉にしても良いでしょう。芋も、じゃがいもいっぺんどうではなくサトイモにしたりしても一味違います。また、家計の面から見ても牛肉のかわりに安い鶏肉などを使えば節約にもなります。鶏肉を使う場合でも、モモ肉や胸肉だけでなくて手羽先や手羽元で作ってもバリエーションが増えて良いでしょう。そのほかにも、肉じゃがを作りすぎて食べきれずに残ってしまった場合、別の料理に変身させることができるのです。煮込んで水分を飛ばし、マッシャーなどで潰してコロッケの具にしたり、オムレツに入れたり、カレー粉を加えて和風カレーにもできます。料理の本のレシピ通りに出汁から作ってもおいしくなるでしょうが、それよりも気軽な、気楽な作り方をした方がいいと思います。肉じゃが作りを簡単にする裏技の道具は、フライパンとスライサーとピーラーです。

フライパンで肉じゃがを作る

あなたは家庭でどんなフライパンを使っているでしょうか。鉄製で使った後に油を引いておかないとさびてしまうような本格的なタイプを使っている人は非常に少ないと思います。大抵は、表面がテフロン加工されているものだと思います。テフロン加工のフライパンは便利ですが、うっかり金属製のヘラで傷を付けてしまったり、洗い方が悪いと表面加工が剥がれてしまい焦げやすくなります。でも、そんなフライパンでも肉じゃがを作るのには何も問題がありません。底が広いので熱が全面に伝わりやすく、深い鍋よりも調理時間が短縮できるのです。私はティファールの鍋セットを使っていますがが、フライパンは新旧二枚持っています。肉じゃが用の古いものは、取っ手を外しそのまま食卓に出せば、まるで大皿料理のようで洗い物が減ります。一石二鳥ですね。裏技に使うもう一つの道具のスライサーですが、たまねぎは薄く切ったほうが火が通りやすいので、包丁で切るよりも手早く均一にすることができます。もっとも、タマネギは大き目が良い、という人は話が別ですが。スライサーを使うことで薄切りのたまねぎが簡単にできます。指の防護機能が付いているタイプであれば怪我を防止できるのでお勧めです。最近はピーラーはどこの家庭にもあると思いますが、なければ100円ショップで買ってきましょう。調理の手間が非常に簡単になります。皮をむくのはもちろん、あまり知られていませんがピーラーにはジャガイモの芽をえぐるものが付いています。ここまでの肉じゃがづくりの裏技にはある共通点あります。実はこの作り方では、切り落とし肉やばら肉を使えばジャガイモを切る時以外は包丁を使う必要がまったくないのです。

裏技を使った肉じゃがレシピ

それでは肉じゃがの簡単な作り方のレシピをご紹介していきましょう。調味料や材料の分量などは他のレシピのものでも構いません。好みでアレンジして下さい。ご紹介するのは少しこってり辛めの作り方です。材料は肉は300グラム程度、ジャガイモは中ぐらいを3、4個、タマネギは中ぐらいのを2個です。グリーンピースや絹さやはあればどうぞ。調味料は醤油大さじ4、砂糖大さじ2、みりん大さじ2、料理酒大さじ2に出汁が400cc。フライパンを強火で熱してごま油を引いたら、まずスライスしたたまねぎを焦げ付かないように炒めます。たまねぎがしんなりとしてきたら肉を入れます。肉の色が変わってきたら調味料を全て入れて全体を均一になじませます。鶏肉を使う場合は火が通りにくいので十分注意しましょう。ジャガイモをフライパンに並べて出汁を入れたら蓋をして火が通るまでしばし煮込みます。ジャガイモに竹串がスッと入るようになったら蓋をとって水気をとばしまし器に盛って食卓に並べれば肉じゃがの完成です。ところで、料理マンガにクッキングパパというのがあるんですが、調味料を塩コショウとコーラで作ってしまう肉じゃがのレシピがありました。フライパン方式で作ってみたら妙に甘さが残ってしまいました。子供たちは甘いので喜んで食べていましたが大人にはちょっと甘すぎでした。変わった味わいになったのは確かなので、そのうちに鍋を使って再挑戦してみたいところです。