ハンバーグといえば子供が好きな料理の代表格といっても過言ではないと思います。そして、原価が安いのも見逃すことはできません。スーパーの特売などでは合い挽き肉は100グラムあたり100円を切ることもありますが、ステーキ肉がそこまで安くなることは滅多にありません。育ち盛りの子供に満腹になってもらうのにはハンバーグの方が良いでしょう。しかし、その人気とは裏腹にハンバーグというのは調理に手間がかかり、上手に焼き上げるのが難しいというちょっと厄介な料理でもあるのも事実です。たまねぎをみじん切りにする時に涙を流し、ひき肉と一緒にこねあげる作業で両手を脂でベタベタにして、一生懸命作ったのに出来上がったハンバーグはナイフを入れたら中は生焼け、台所はフライパンやボウルなどの油ぎっとりの洗い物でいっぱい、これではちょっと報われません。もう二度と作りたくなくなってしまうでしょう。でも、ほんのちょっとの工夫と裏技を使うことによって、面倒な手間を省いて失敗の可能性を劇的に減らすことができます。切った瞬間ジュワッと肉汁が流れ出てくるようなハンバーグを作ってみたいと思いませんか?二度と作らないと思っていてももう一度挑戦してみましょう。外食と冷凍食品のハンバーグよりも、家庭の味として定番メニューがひとつ増えること請け合いです(保証はしませんが)。また工夫や裏技といっても特別な道具を使ったりすることはありません。おそらくは一般家庭にある調理器具や材料を使うだけですので、材料さえあれば今からだって作ることができます。

裏技でハンバーグ作りの手間を省く

ハンバーグの作り方というのは、大雑把に言えばためねぎをみじん切りにしてひき肉とパン粉などを混ぜ合わせて整形して焼き上げる、これだけです。でも、失敗と手間が非常に多いのはいくつも厄介なポイントが潜んでいるからです。たまねぎのみじん切りの仕方は、半分に切ったたまねぎに縦に切れ目を入れてから横方向に切る、というのが料理番組や料理本の定番だと思います。まな板が大きくて包丁さばきに自身があるという人はこれで良いと思いますが、ここでの裏技はスライサーを使ってしまいます。みじん切り用のスライサーを使えばあっという間ですしたまねぎのかけらが飛び散りません。指を切らないような防護機能がついているタイプがお奨めです。みじん切りにしたたまねぎはフライパンで炒めるのですが、ここで二つ目の裏技で、電子レンジで10分間加熱します。たまねぎは冷ましてから肉と混ぜないと肉が傷む原因になるので良く冷ましますが、すぐに焼く場合はそのまま混ぜてもオッケーです。合い挽き肉、パン粉、牛乳、塩コショウをボウルに入れたら、三つ目の裏技です。ゴムか木製のヘラを使って混ぜ合わせましょう。肉が手の熱で温まらないし手に脂が付きません。粘りがでるまでこねるのは結構大変ですが、こればかりは仕方がないので、テレビでも見ながら気長にこねましょう。途中で何かあっても手がきれいなのはとても助かります。たまねぎのみじん切りを入れたらさらにこねて、ボウルごと冷蔵庫に入れておきます。こうすることで肉がまとまって扱いやすくなります。

ハンバーグを焼く時の裏技

最後にハンバーグの整形と焼く作業に入っていきます。手に油を塗ってタネをキャッチボールするんですが、ここで四つ目の裏技です。別のボウルにお湯を張り、タオルを何枚か用意しておきます。というのも、タネを整形してから焼く作業に入るわけで、途中でガスコンロを操作する必要がありますが、そのときに手が脂だらけだとあまり具合がよくありません。いちいち手を洗うのに蛇口を操作すると蛇口自体が脂でギットリ、ということになってしまいます。タネをキャッチボールして空気を抜きながら整形したら、フライパンに油を引いて強火で温めます。十分熱くなったらタネの表面に小麦粉を満遍なくまぶしてフライパンに入れます。強火のまま2分ほど焼いたら裏返し、しっかりと表面に焼き目をつけたら、肉の高さの三分の一くらいの高さまで水を入れ、ふたをして7分間弱火で蒸し焼きにします。こうすることによって中までしっかりと火が通り、ふっくらとした焼き上がりになります。7分間というのは経験値から導き出した時間ですので肉の熱さや形状によっても多少は前後する可能性があります。最初のうちは一番分厚い部分に竹串をさし、肉汁が赤くにごっていないかを確認すると良いでしょう。焼きあがったら肉をさらに取り出し、フライパンにウスターソースとケチャップ、白ワイン(料理酒でも可)を入れて軽く煮詰めたらハンバーグソースをつくります。焦がさないように混ぜ合わせながら火にかけるのがポイントです。ソースをかけたらハンバーグの完成です。